ライティング初心者が今すぐ文章力を上げるためにできる3つのこと

ライティングを生業にしようとしている人にとって、できるだけ早くライティングスキルを向上させたいという気持ちは共通だと思います。

文章力がアップして、キャリアアップできれば、文字単価の高い仕事にも採用されやすくなりますよね。

文章力上達のためには、ただひたすら数をこなして記事を書く、という方法も間違ってはいません。しかし、できればより効率よくスキルアップしたいものです。

今回は、ライティング初心者が文章力上達のために今すぐできることを3つ紹介します。

記事をたくさん書けばスキルアップできるというものではない

ライターとしてのスキルアップを目指すなら、多くの案件をこなし業績を積み重ねることが非常に大切です。

クラウドライターとして仕事を続けていくのであれば、クライアントからの評価の積み重ねが自分のキャリアにもなっていくからです。

しかし、ただやみくもに案件をこなして、記事を大量に書けばライティングスキルが向上するというものではありません。

文章力を上げるための努力を何も行わず、ひたすら記事を書くという方法では、いずれ頭打ちになってしまうはずです。

では、ライティングスキルを上げるためには、どうすればよいのでしょうか。私が提案する方法は以下の3つです。

その前に、良い文章とは何か、という問題について考えておきましょう。

ウェブライティングにおいて、良い文章や質の高い記事というのは、分かりやすい文章だと考えています。だれが読んでも読みやすく、何を言わんとしているのかわかりやすい文章です。

ウェブライティングで仕上げる記事を読むのは、いろいろな人物が想定されます。クライアントによっては、想定する読者層を提示してくれる場合もあるので、その場合はまだ書きやすくなります。

たとえば、ノウハウ記事の場合、それが初心者に向けて書かれるものと、中級者に向けて書かれるものとでは、書くスタイルが変わってきますよね。

そして、もう一つ「良い文章」の定義として、「文章の長短に関わらず最後まで読ませる記事」だと思っています。

ウェブ上の記事を読む読者は、さまざまな理由で記事から離脱します。ブラウザを閉じる、スマホの電源をオフにする、「戻る」ボタンを押す、など、簡単に別記事へ移動することができまっす。

そんな読者を最後まで惹き付けて完読させる文章、これが理想的な文章だと、私は考えています。このような文章には、いくつかの特徴があります。

それには、内容も充実している必要がありますが、文(センテンス)の長さ、漢字のバランスや使い方、句読点の打ち方、文章のリズムの良さ、などが挙げられるでしょう。

そういった文章を目指す人にとって、できるだけ効率よくライティングスキルを向上させる方法として、以下の3つをおすすめしています。

まず、他人が書いた記事や文章をたくさん読むことです。

ライターの仕事をしていると、記事を作成することに集中してしまい、他人の書いたものを読む機会が少なるなることがあります。しかし、これでは他人の文章との比較ができませんので、自分のスキルがどのくらいのものなのかもわかりにくいですよね。

他人の文章、特にウェブ上の記事をたくさん読んでみてください。

自分が今手掛けている記事のスタイルに似通ったものを読むのがおすすめです。コラム記事を書くなら他人が書いているコラムを読む、ブログ記事を書いているなら他人のブログを読む、といった具合です。

他の人の文章を読むことで、読みやすい文章とそうでない文章との違いがなんとなく感じられると思います。また、ボキャブラリーを増やすことにもつながります。

自分で書いた文章を何度も見直すこと、これはライティング初心者の基本中の基本です。

書いた記事を読み直しせずそのまま納品することは、プロは絶対にやりません。

少なくとも誤字脱字のチェックはするべきですし、それ以外にも修正すべき点が見つかるはずです。

もう一つライティング初心者におすすめしたい方法が、音読です。

音読は、実際にやってみると、そのメリットがとてもよくわかると思います。

音読して、躓く点は読者にとって読みにくさを感じる箇所だと思ってください。そこを修正することで、スムーズに最後まで読める記事に仕上がるはずです。