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1万文字書いて1,000円(ワーカー受取金額800円以下)の案件に挑戦してみた!Kindle電子書籍出版用原稿

opened book 報酬と記事単価

某クラウドソーシングで募集されている、超低単価のライティング案件に募集してみました。

報酬額は確かに低いですが、それなりに「こういう案件が向いているライターさんもいるかも」と思ったので、その体験談をシェアしておきます。

Kindle本(電子書籍)出版用原稿作成の報酬単価

電子書籍の原稿を書く仕事は数年前から少しずつ増えて来ていました。

でも、以前は安くても1万文字書いて3,000円報酬とかがフツウでした。良い案件であれば1万文字以上で5,000円という募集もあったものです。

私も当時は5,000円とか3,000円ぐらいの報酬で電子書籍用原稿を書いたりしていて、3,000円の報酬だと「安いなぁ」と思っていたものです。

ところが現在は、1万文字書いて1,000円の報酬が主流になっているようです。そこからクラウドワークスへの手数料が引かれるためライターの手取りは800円程度になります。これで1万文字書かされるのは、正直キツいですね。

しかも、同じ条件で、募集要項の文面もほぼ同じ文章を使ってライター募集をかけている発注者が複数います。どうやら、キンドル本原稿作成を外注して稼ぐ副業マニュアルが出回っているのか、それともオンラインサロンなどで副業手法を伝授している人がいるのか…

「このタイプの依頼主はどういう仕組みで稼いでいるんだろう」という好奇心に勝てなくて、自分で応募してみることにしました。

1万文字書いて報酬1,000円のライティング案件

こちらが実際に応募されている内容詳細です(クラウドワークス上で公開されています)。複数の人がほぼ同じ文面を使っています。

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■レポートの題材について■

・ビジネス(起業、転職、営業、プログラミング、経営など)
・副業系(youtube・twitter・インスタ・メルカリなど)
・金融&投資系(お金、投資、株、FX、仮想通貨、NFT、確定申告など)
・勉強系(英語、心理学、中国語、韓国語など)
・健康系(筋トレ、食事、瞑想、睡眠など)・メンタル系(発達障害、HSP、ADHD、うつ病など)
・ミニマリスト系(片付け、断捨離など)・子育て系(子供、不登校、妊娠など)
・スピリチュアル系(占い、引き寄せの法則、潜在意識、風水など)
・恋愛系(夫婦、結婚、婚活など)

現在は主に以上のジャンルのテーマをお願いしています。
テーマは契約後にお渡しするリストから選択いただきますが、約1000種類の中からお選びいただけます。

もし希望するテーマがない場合、このテーマで書きたい!というテーマをお伝えください。
必ずしも専門家である必要はありませんが、少しかじった事がある程度はNGとさせていただきます。

■レポートの著作権について■

レポートの著作権は当方に帰属します。
また、納品された成果物に関してです。

ワーカーはクライアント又はクライアントの取引先に対し、著作者人格権を行使する事が出来ません。

以上に同意していただいた場合のみ、お仕事をしていただきます。

◾︎文字数・納期・報酬について◾︎

◯パターン1
・最低5000文字~1万文字
・納期:10日間
・報酬:500円

◯パターン2
・最低1万文字以上
・納期:20日間
・報酬:1000円

・納期は遅れそうな場合はご一報いただければ問題ありません。
・報酬は税・クラウドワークスのシステム手数料込の価格になります。

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■ご応募時のテンプレフォーム■

以下のテンプレフォームを利用してご応募してください。
(以下省略)

5000文字書いて500円、1万文字書いて1,000円となっていますが、ここからクラウドワークス手数料と税金が引かれるので、ワーカーの受け取り金額は1万文字のパターンを選択しても800円以下となります。

実質文字単価0.1円以下ですので、かなり効率の悪い案件といえるでしょう。

実際には1万文字以上の執筆を要求される

実際に応募してみると、最初にマニュアルとキーワードリストが送付されます。キーワードリストの中からキーワードを選択して、それに従ってテーマを考案、タイトルと原稿を執筆します。

細かい書き方等については、別にマニュアルがあるので、それに従って原稿の体裁を整えることになります。マニュアルを読んでそれに従えばいいので、ここは難しくありません。

ただ、書籍タイトルやサブタイトル、原稿本文の執筆以外に、アマゾンで書籍を販売するときの商品詳細ページに書く文章の作成も要求されました。
これは、応募要項にある1万文字執筆以外の作業になるため、やや不満を感じたところです。
書籍本文からのコピペとかでもOKが出るのかもしれませんが、私はつい真面目に書いてしまう方です。

さらに、書籍本文に挿入する画像選定も実際の作業に含まれていました。この点は、もしかしたらクライアントによって異なるのかもしれません。

画像選定といっても、決められた画像の中から選ぶので、大幅に時間を取られるということはありません。でも、募集要項には書かれていない追加作業になります。

Kindle書籍表紙作成の方が案件単価が高い

そして、あとから気づいたことですが、このタイプの依頼主はキンドル本表紙デザインも外注しており、表紙デザインの方が原稿作成より案件単価が高いのです。

これは少し「なんだかなぁ」と、もやもやを感じてしまう点です。

私たちはライターですので、Kindle書籍本体の原稿を作成することが仕事となりますが、Kindle電子書籍は、原稿本文+書籍表紙の2つがないとキンドルからのセルフ出版はできません。

原稿本文の作成はライターに外注、そして、書籍表紙デザインはデザイナーに外注するのが、このビジネスモデルとなっているようです。

クラウドワークスで「Kindle」をキーワードに案件検索してみると、原稿作成だけでなく、表紙デザインの募集も出てきます。

原稿作成募集はプロジェクト形式ですが、表紙デザインはコンペ形式で募集されるのが一般的なようです。ビジネスの手法としてはよくできています。

ライターとして面白くないのは、表紙デザイン作成の単価の方がライティング単価よりも高いということです。

現時点で見かけるKindle電子書籍原稿の執筆は、1万文字で1,000円ですが、表紙デザインは1点につき3,000円~8,000円くらいで募集案件が出ていました。

ライターが1万文字書くのにかかる時間と、デザイナーが表紙1枚作成するのにかかる時間、どちらが時間を要するのか、私はデザイナーではないのでわかりません。
もちろん、すべてを時給換算するべきではないという意見もあるでしょう。

それにしても、「本」で最も重要なのは中身だと思うのですが、マーケティングの世界ではそうともいいきれないようで。少なくとも、彼らは表紙デザインの方が重要だと考えているようですね。

また、安くても書いてくれるライターがいるからというのも、悲しい現実ですが、原稿執筆のほうが単価が安い理由の一つでしょう。

Kindle電子書籍出版ビジネスと外注コスト

私は自分でもKindle本をセルフ出版しています。

だから、まことにおせっかいな話ですが、こうやって外注してKindle本出版をビジネスとして行う場合のコスト回収が気になります。

ライターへの報酬が1,000円、表紙作成デザイナーに支払う金額を5,000円とすると、Kindle本を1冊出版するにかかる費用は少なくとも6,000円ということになります。

おそらく、販売開始時にはキンドルの無料キャンペーンなどを利用し、早い時点でよいレビューを集めるなどの販促を行っているのでしょうが、それでもコストの6,000円を印税で取り戻すのにかかる時間はどのくらいでしょうか。

キンドルのセルフ出版では、Kindle Umlimited(読み放題購読プラン)に本を登録し、販売単価を250円以上に設定すると、ロイヤリティ(印税)が販売単価の70%に設定できます。
つまり、書籍を250円で販売するなら1冊売れたときの印税は180円程度、書籍価格が500円なら375円です(実際にはここから諸経費が引かれ、若干少ない金額になります)。

書籍販売価格が500円だとして、外注コストの6,000円を375円で割ると16となり、本が16冊売れて初めてコスト回収できることになります。
販売価格を安く設定すればもっと冊数が必要です。

また、Kindle Umlimitedの有料会員に読まれた部分も収益になりますが、ロイヤリティの金額は読まれたページ数によって決まるため、書籍全体のページ数にも左右されることになります。

Kindle電子書籍出版ビジネスはおもしろい

Kindle Umlimitedの分があるので、それを差し引いてわかりやすく15冊売れればコスト回収できるとして、15冊売るのにどのくらいの期間が必要かと考えればいいでしょう。

宣伝方法や書籍テーマによって大きく異なると思います。ただ、コスト回収してしまえば、そのあとはロイヤリティ=純利益であり、不労所得になります。

もちろん、ぜんぜん売れなくてコスト割れしてしまうこともあるかもしれません。

でも、アマゾンの書架に置かれている限り、いつかはコスト回収できるものではないかとも思っています。数年かかるかもしれませんが…。

書籍原稿も表紙も外注してKindle出版するビジネスは、自分で原稿を書いたり表紙をデザインしたりする時間がない人にとっては、取り組みやすい手法です。

さらに、もともと読書が好きな人や、本が好きな人にとっては、自分が出版者となること自体、ワクワクする体験かもしれません。

報酬額は低い、でも未経験者ライターには挑戦する価値ありかも?

さて、ライター目線に戻りましょう。

自分で実際に取り組んでみて、他のライターさんにこの仕事がおすすめできるかという問題です。

キーワードを選択して取り組むので、まったく自分の自由に執筆できるというわけではありません。でも、テーマ選びは多くの選択肢から選ぶことができます。

文章を書くだけならスマホでもできるので、スマホしか使えないスキマ時間を少しでもお金に変えたいと考える人には向いているかもしれません。

あるいは、SEOライティングに飽きてしまった人とか…。

またはクラウドワークスに登録したばかりで、とにかく業績がほしい人は挑戦する意味があるでしょう。

まあでも、ある程度文章力のあるライターさんは、こういう案件に応募するより、自分でキンドル本を書いて出版するほうがいいと思いますけどね。

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